第三種冷凍機械責任者「貯蔵・移動・容器」の練習問題(11問)

第三種冷凍機械責任者の「貯蔵・移動・容器」(法令)から11問を収録しています。答えの下に解説があるので、間違えた理由をその場で確認できます。

過去の試験問題の転載や言い換えではなく、試験科目と法令・技術の内容から当サイトが独自に作成した問題です。

貯蔵・移動・容器では何が問われる?

容器による貯蔵と車両での移動は一般高圧ガス保安規則、容器の刻印と表示は容器保安規則で定められる。40℃以下、2m以内の火気禁止、塗色の色と「燃」「毒」の文字が中心。

貯蔵・移動・容器で間違えやすいのはどこ?

刻印の質量Wは附属品を含まない。液化アンモニアは白、液化塩素は黄、液化炭酸ガスは緑、酸素は黒。不活性ガス(特定不活性ガスを除く)の容器置場は2m以内の火気禁止の対象外。

第三種冷凍機械責任者の全127問をクイズ形式で解く

貯蔵・移動・容器をくわしく知るには?

容器による高圧ガスの貯蔵の基準、車両で運ぶときの基準、容器の刻印と表示(塗色・「燃」「毒」・所有者の氏名等)、充塡とくず化の決まりを、一般高圧ガス保安規則と容器保安規則に沿ってまとめます。

高圧ガスの貯蔵・移動・容器(刻印と表示)を読む

  1. 次のイ、ロ、ハの記述のうち、容器による高圧ガスの貯蔵の方法に係る技術上の基準について正しいものはどれか。 イ 充塡容器等は、常に温度40度以下に保つ。 ロ 充塡容器等は、充塡容器及び残ガス容器にそれぞれ区分して容器置場に置く。 ハ 容器置場には、計量器等作業に必要な物以外の物を置かない。

    • イ、ロ
    • イ、ハ
    • ロ、ハ
    • イ、ロ、ハ正解
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    正しいのはイ、ロ、ハです。容器による貯蔵は一般高圧ガス保安規則第18条第2号で、同規則第6条第2項第8号の基準に従います。充塡容器等は常に40℃以下(イ)、充塡容器と残ガス容器は区分して置き(ロ)、容器置場には計量器など作業に必要な物以外を置きません(ハ)。40℃を別の温度に替えた誤りがよく出ます。

  2. 次のイ、ロ、ハの記述のうち、容器置場と充塡容器等の取扱いについて正しいものはどれか。 イ 可燃性ガスの容器置場には、携帯電燈以外の燈火を携えて立ち入ってはならない。 ロ 不活性ガス(特定不活性ガスを除く。)の容器置場の周囲2メートル以内においても、火気の使用を禁じなければならない。 ハ 内容積が5リットル以下の充塡容器等にも、転落、転倒等による衝撃及びバルブの損傷を防止する措置を講じなければならない。

    • 正解
    • イ、ロ
    • イ、ハ
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    正しいのはイです。可燃性ガスの容器置場に携帯電燈以外の燈火を持ち込めないことは、一般高圧ガス保安規則第6条第2項第8号チにあります。ロは誤りで、周囲2m以内の火気禁止は、不活性ガス(特定不活性ガスを除く)と空気の容器置場には求められていません(同号ニ)。ハも誤りで、転落・転倒防止の措置は内容積5リットル以下の容器を除いています(同号ト)。

  3. 次のイ、ロ、ハの記述のうち、高圧ガスの貯蔵について正しいものはどれか。 イ 容積0.15立方メートル以下の高圧ガスの貯蔵には、貯蔵の方法に係る技術上の基準は適用されない。 ロ 前記の容積を計算するとき、液化ガスは質量10キログラムをもって容積1立方メートルとみなす。 ハ 車両に積載した容器により高圧ガスを貯蔵することは、第一種貯蔵所の許可や第二種貯蔵所の届出がなくても認められている。

    • イ、ロ正解
    • イ、ハ
    • ロ、ハ
    • イ、ロ、ハ
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    正しいのはイ、ロです。法第15条第1項ただし書と一般高圧ガス保安規則第19条により、0.15m³以下の貯蔵は技術上の基準の対象外で、液化ガスは10kgを1m³とみなします。1.5kgの液化ガスがちょうど0.15m³です。ハは誤りで、車両に固定・積載した容器での貯蔵は、許可・届出どおりに行う場合などを除いて禁止されています(同規則第18条第2号ホ)。

  4. 次のイ、ロ、ハの記述のうち、充塡容器等を車両に積載して移動するときの基準について正しいものはどれか。 イ 原則として、車両の見やすい箇所に警戒標を掲げる。 ロ 充塡容器等は、移動中も常に温度40度以下に保つ。 ハ 可燃性ガスの充塡容器等と酸素の充塡容器等を同一の車両に積載して移動するときは、それぞれのバルブが相互に向き合うように積載する。

    • イ、ロ正解
    • イ、ハ
    • ロ、ハ
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    正しいのはイ、ロです。車両に積載して移動するときは警戒標を掲げ(一般高圧ガス保安規則第50条第1項第1号)、充塡容器等を常に40℃以下に保ちます(同項第2号)。警戒標は、内容積25リットル以下の容器(毒性ガスを除く)だけで合計50リットル以下なら不要です。ハは誤りで、可燃性ガスと酸素の容器はバルブが相互に向き合わないように積みます(同項第7号)。

  5. 次のイ、ロ、ハの記述のうち、毒性ガスの充塡容器等の移動について正しいものはどれか。 イ 毒性ガスの充塡容器等には、木枠又はパッキンを施す必要はない。 ロ 毒性ガスの充塡容器等を車両に積載して移動するときは、そのガスの種類に応じた防毒マスク、手袋その他の保護具並びに応急措置に必要な資材、薬剤及び工具等を携行する。 ハ 液化アンモニアの充塡容器等を車両に積載して移動するときは、原則として、そのガスの名称、性状及び移動中の災害防止のために必要な注意事項を記載した書面を運転者に交付し、携帯させる。

    • イ、ロ
    • イ、ハ
    • ロ、ハ正解
    • イ、ロ、ハ
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    正しいのはロ、ハです。毒性ガスの移動では保護具と応急措置の資材・薬剤・工具を携行します(一般高圧ガス保安規則第50条第1項第10号)。アンモニアは可燃性ガスで毒性ガスでもあるので、名称・性状・注意事項の書面を運転者に携帯させます(同項第14号)。イは誤りで、毒性ガスの充塡容器等には木枠またはパッキンを施すと定められています(同項第8号)。

  6. 次のイ、ロ、ハの記述のうち、車両による高圧ガスの移動について正しいものはどれか。 イ 塩素の充塡容器等とアンモニアの充塡容器等は、同一の車両に積載して移動してはならない。 ロ 可燃性ガスの充塡容器等を車両に積載して移動するときは、積載量にかかわらず、消火設備を携行しなくてよい。 ハ 特定不活性ガスの充塡容器等を車両に積載して移動するときは、原則として、消火設備並びに応急措置に必要な資材及び工具等を携行する。

    • イ、ロ
    • イ、ハ正解
    • ロ、ハ
    • イ、ロ、ハ
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    正しいのはイ、ハです。塩素とアセチレン・アンモニア・水素の容器は同じ車両で運べません(一般高圧ガス保安規則第50条第1項第6号ロ)。可燃性ガス・特定不活性ガス・酸素・三フッ化窒素は、消火設備と応急措置の資材・工具を携行します(同項第9号)。ロは誤りです。小さな容器だけ(25リットル以下で合計50リットル以下)の場合を除き、消火設備の携行が必要です。

  7. 次のイ、ロ、ハの記述のうち、容器の刻印について正しいものはどれか。 イ 刻印する事項には、容器の内容積(記号V、単位リットル)が含まれる。 ロ 刻印する容器の質量(記号W)には、取り外しのできる附属品の質量を含める。 ハ 耐圧試験における圧力は、記号TP、単位メガパスカルで刻印する。

    • イ、ロ
    • イ、ハ正解
    • ロ、ハ
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    正しいのはイ、ハです。容器保安規則第8条は刻印の事項と順序を定め、内容積はV(リットル)、耐圧試験圧力はTP(MPa)で示します。圧縮ガスの容器などには最高充塡圧力FPも刻印します。ロは誤りで、Wは附属品(取り外せるものに限る)を含まない容器の質量です。附属品を含める・含めないの入れ替えは典型的な誤りです。

  8. 次のイ、ロ、ハの記述のうち、容器の表示について正しいものはどれか。 イ 容器の外面には、充塡することができる高圧ガスの名称を明示する。 ロ 液化アンモニアを充塡する容器には、高圧ガスの性質を示す文字として「燃」と「毒」を明示する。 ハ 液化アンモニアを充塡する容器の塗色は、黄色である。

    • イ、ロ正解
    • イ、ハ
    • ロ、ハ
    • イ、ロ、ハ
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    正しいのはイ、ロです。容器保安規則第10条第1項第2号により、ガスの名称と、可燃性ガスなら「燃」、毒性ガスなら「毒」を表示します。アンモニアは両方に当たるので両方の文字です(ロ)。ハは誤りで、液化アンモニアの塗色は白色です。黄色は液化塩素の色で、この二つの入れ替えがよく作られます。

  9. 次のイ、ロ、ハの記述のうち、容器の塗色と表示について正しいものはどれか。 イ 塗色は、容器の外面の見やすい箇所に、容器の表面積の2分の1以上について行う。 ロ 液化炭酸ガスを充塡する容器の塗色は、黒色である。 ハ 容器の外面には、容器の所有者の氏名又は名称、住所及び電話番号を明示し、これに変更があったときは遅滞なく表示を変更する。

    • イ、ロ
    • イ、ハ正解
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    正しいのはイ、ハです。塗色は表面積の2分の1以上に行い(容器保安規則第10条第1項第1号)、所有者の氏名等も明示して、変わったら遅滞なく直します(同項第3号・第2項)。ロは誤りで、液化炭酸ガスは緑色です。黒色は酸素ガスの色です。フルオロカーボンのような「その他の種類の高圧ガス」の容器はねずみ色です(着色加工していないアルミニウム製やステンレス鋼製の容器などは塗色の対象外)。

  10. 次のイ、ロ、ハの記述のうち、容器への充塡と容器の処分について正しいものはどれか。 イ 刻印等がされていない容器や、所定の表示をしていない容器に高圧ガスを充塡してはならない。 ロ 液化ガスを容器に充塡するときは、刻印等に示された内容積に応じて計算した質量以下にしなければならない。 ハ 容器を廃棄する者は、くず化その他容器として使用することができないように処分する必要はない。

    • イ、ロ正解
    • イ、ハ
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    正しいのはイ、ロです。法第48条第1項は、刻印等と表示のある容器でなければ充塡できないと定めています(イ)。液化ガスは、刻印等の内容積に応じて計算した質量以下に充塡します(ロ、同条第4項)。ハは誤りです。容器を廃棄する者はくず化などで使えないように処分し(法第56条第6項)、容器再検査に不合格で3か月以内に刻印等がされなかった容器も所有者がくず化します。

  11. 次のイ、ロ、ハの記述のうち、高圧ガスの移動と容器の喪失について正しいものはどれか。 イ 所有し、又は占有する高圧ガス又は容器を喪失し、又は盗まれたときは、遅滞なく、その旨を都道府県知事又は警察官に届け出なければならない。 ロ 液化ガスの毒性ガスを質量1,000キログラム以上車両で移動するときは、移動監視者にその移動を監視させなければならない。 ハ 第三種冷凍機械責任者免状の交付を受けている者は、その免状により高圧ガスの移動監視者になることができる。

    • イ、ロ正解
    • イ、ハ
    • ロ、ハ
    • イ、ロ、ハ
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    正しいのはイ、ロです。容器の喪失・盗難は法第63条の事故届の対象です(イ)。液化の毒性ガス1,000kg以上(可燃性ガスは3,000kg以上)の移動には移動監視者が要ります(一般高圧ガス保安規則第49条第1項第17号、第50条第1項第13号で準用)。ハは誤りです。移動監視者になれるのは甲種・乙種・丙種化学、甲種・乙種機械の免状を持つ人か、協会の移動の講習の検定合格者で、冷凍機械の免状は含まれません。

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