第三種冷凍機械責任者「検査と手続」の練習問題(12問)

第三種冷凍機械責任者の「検査と手続」(法令)から12問を収録しています。答えの下に解説があるので、間違えた理由をその場で確認できます。

過去の試験問題の転載や言い換えではなく、試験科目と法令・技術の内容から当サイトが独自に作成した問題です。

検査と手続では何が問われる?

第一種製造者は完成検査・保安検査(3年に1回)・定期自主検査(年1回以上)を受ける・行う。変更の工事は第一種が許可、第二種があらかじめ届出。軽微な変更の扱いも第一種と第二種で違う。

検査と手続で間違えやすいのはどこ?

保安検査は施設の技術上の基準だけが対象で製造の方法は見ない。定期自主検査は耐圧試験を除く。第一種製造者の軽微な変更は完成後遅滞なく届出、第二種製造者の軽微な変更は届出不要。

第三種冷凍機械責任者の全127問をクイズ形式で解く

検査と手続をくわしく知るには?

第一種製造者の完成検査と保安検査(3年に1回・申請は2年11月以内)、定期自主検査(年1回以上・冷凍保安責任者が監督)、変更の工事の許可と届出、製造の開始・廃止と承継の届出を整理します。

検査と手続(保安検査・定期自主検査・完成検査・変更の届出)を読む

  1. 次のイ、ロ、ハの記述のうち、保安検査について正しいものはどれか。 イ 第一種製造者は、特定施設について、定期に、都道府県知事が行う保安検査を受けなければならない。ただし、協会等の保安検査を受けて届け出た場合などを除く。 ロ 冷凍のための製造施設の保安検査は、原則として3年に1回受けなければならない。 ハ 第二種製造者も、その製造施設について保安検査を受けなければならない。

    • イ、ロ正解
    • イ、ハ
    • ロ、ハ
    • イ、ロ、ハ
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    正しいのはイ、ロです。保安検査は第一種製造者の特定施設が対象で(法第35条第1項)、冷凍保安規則第40条第2項により3年に1回受けます。ハは誤りで、第二種製造者に保安検査の義務はありません。第二種製造者に課されるのは、アンモニアなどで20トン以上の者や認定指定設備を使う者が行う定期自主検査のほうです。

  2. 次のイ、ロ、ハの記述のうち、保安検査の内容と実施者について正しいものはどれか。 イ 保安検査は、特定施設が製造の方法に係る技術上の基準に適合しているかどうかについて行う。 ロ 協会又は指定保安検査機関が行う保安検査を受け、その旨を都道府県知事に届け出た場合は、知事が行う保安検査を受けなくてよい。 ハ ヘリウムを冷媒ガスとする製造施設は、保安検査を受けるべき特定施設から除かれている。

    • イ、ロ
    • イ、ハ
    • ロ、ハ正解
    • イ、ロ、ハ
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    正しいのはロ、ハです。協会や指定保安検査機関の検査を受けて知事に届け出る方法が認められています(法第35条第1項第1号)。ヘリウム・R21・R114を冷媒とする施設は特定施設から除かれます(冷凍保安規則第40条第1項第1号)。イは誤りで、保安検査は施設の位置・構造・設備の技術上の基準(法第8条第1号)に適合しているかを見るもので、製造の方法は対象外です(法第35条第2項)。

  3. 次のイ、ロ、ハの記述のうち、保安検査の申請と特定施設について正しいものはどれか。 イ 都道府県知事の保安検査を受けようとする第一種製造者は、完成検査証の交付を受けた日又は前回の保安検査証の交付を受けた日から2年11月を超えない日までに、保安検査申請書を提出しなければならない。 ロ 製造施設のうち認定指定設備の部分も、保安検査を受けるべき特定施設に含まれる。 ハ フルオロカーボン114を冷媒ガスとする製造施設は、特定施設から除かれている。

    • イ、ロ
    • イ、ハ正解
    • ロ、ハ
    • イ、ロ、ハ
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    正しいのはイ、ハです。申請の期限は完成検査証か前回の保安検査証の交付日から2年11月を超えない日までです(冷凍保安規則第40条第3項)。R114の施設は特定施設から除かれます(同条第1項第1号)。ロは誤りで、認定指定設備の部分も特定施設から除かれています(同項第2号)。工場で試験済みのユニットなので保安検査が省かれます。

  4. 次のイ、ロ、ハの記述のうち、定期自主検査について正しいものはどれか。 イ 第一種製造者は、製造施設について、1年に1回以上、定期自主検査を行わなければならない。 ロ 定期自主検査は、耐圧試験に係るものを含め、技術上の基準のすべてについて適合しているかどうかを検査する。 ハ 定期自主検査の検査記録は作成しなければならないが、保存する義務はない。

    • 正解
    • イ、ロ
    • イ、ハ
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    正しいのはイです。定期自主検査は1年に1回以上行います(冷凍保安規則第44条第3項)。ロは誤りで、検査の対象は技術上の基準のうち耐圧試験に係るものを除いた部分です。ハも誤りで、法第35条の2は検査記録を作成し、保存しなければならないと定めています。記録の保存期間は冷凍保安規則には書かれていないので、年数を問う記述には注意が要ります。

  5. 次のイ、ロ、ハの記述のうち、定期自主検査の監督と記録について正しいものはどれか。 イ 定期自主検査を行うときは、選任した冷凍保安責任者に、その自主検査の実施について監督を行わせなければならない。 ロ 検査記録には、検査の実施について監督を行った者の氏名を記載する必要はない。 ハ 検査記録には、検査年月日を記載する必要はない。

    • 正解
    • イ、ロ
    • イ、ハ
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    正しいのはイです。自主検査の監督は選任した冷凍保安責任者に行わせます(冷凍保安規則第44条第4項)。ロとハは誤りです。検査記録には、検査をした製造施設、設備ごとの検査方法と結果、検査年月日、監督を行った者の氏名の4つを記載します(同条第5項)。記録は電磁的方法で作成・保存することもできます(第44条の2)。

  6. 次のイ、ロ、ハの記述のうち、第二種製造者の定期自主検査について正しいものはどれか。 イ アンモニアを冷媒ガスとする1日の冷凍能力30トンの設備(ユニット形の特例の施設に当たらないもの)を使用する第二種製造者は、定期自主検査を行わなければならない。 ロ 不活性のフルオロカーボン(難燃性の基準に適合するもの)を冷媒ガスとする1日の冷凍能力40トンの設備を使用する第二種製造者で、認定指定設備を使用しないものは、定期自主検査を行う義務がない。 ハ 認定指定設備を使用する第二種製造者は、定期自主検査を行わなければならない。

    • イ、ロ
    • イ、ハ
    • ロ、ハ
    • イ、ロ、ハ正解
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    正しいのはイ、ロ、ハです。第二種製造者で定期自主検査が要るのは、認定指定設備を使う者(ハ、法第35条の2)と、アンモニアか不活性でないフルオロカーボンで20トン以上の者です(冷凍保安規則第44条第1項)。イの30トンのアンモニアはこれに当たります。ロの不活性のフルオロカーボンには値が定められていないので、認定指定設備を使わなければ義務はありません。

  7. 次のイ、ロ、ハの記述のうち、完成検査について正しいものはどれか。 イ 第一種製造者は、製造施設の設置の工事を完成したときは、都道府県知事が行う完成検査を受け、技術上の基準に適合していると認められた後でなければ、これを使用してはならない。 ロ 協会又は指定完成検査機関が行う完成検査を受け、技術上の基準に適合していると認められ、その旨を都道府県知事に届け出た場合は、知事の完成検査を受けなくてよい。 ハ 第二種製造者も、製造施設の設置の工事を完成したときは、都道府県知事が行う完成検査を受けなければならない。

    • イ、ロ正解
    • イ、ハ
    • ロ、ハ
    • イ、ロ、ハ
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    正しいのはイ、ロです。完成検査は法第20条第1項の定めで、協会や指定完成検査機関の検査を受けて知事に届け出る方法もあります(同項ただし書)。ハは誤りで、完成検査の対象は第5条第1項の許可を受けた第一種製造者です。第二種製造者は、工事完成後に酸素以外のガスでの試運転か許容圧力以上の気密試験を行ってから製造します(冷凍保安規則第14条第1号)。

  8. 次のイ、ロ、ハの記述のうち、第一種製造者の変更の工事について正しいものはどれか。 イ 第一種製造者は、製造のための施設の位置、構造又は設備の変更の工事をしようとするときは、原則として都道府県知事の許可を受けなければならない。 ロ 第一種製造者は、軽微な変更の工事をしようとするときは、あらかじめ都道府県知事に届け出なければならない。 ハ 認定指定設備の設置の工事は、第一種製造者の軽微な変更の工事に当たる。

    • イ、ロ
    • イ、ハ正解
    • ロ、ハ
    • イ、ロ、ハ
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    正しいのはイ、ハです。第一種製造者の変更の工事は知事の許可が要ります(法第14条第1項)。認定指定設備の設置の工事は軽微な変更の工事です(冷凍保安規則第17条第1項第4号)。ロは誤りで、軽微な変更の工事は、その完成後遅滞なく届け出ます(法第14条第2項)。「あらかじめ」と「完成後遅滞なく」の入れ替えは典型的な誤りです。

  9. 次のイ、ロ、ハの記述のうち、第二種製造者の変更の工事について正しいものはどれか。 イ 第二種製造者は、製造のための施設の設備の変更の工事を完成した後、遅滞なく届け出ればよい。 ロ 第二種製造者は、製造をする高圧ガスの種類を変更しようとするときも、あらかじめ都道府県知事に届け出なければならない。 ハ 第二種製造者が独立した製造設備(認定指定設備を除く。)の撤去の工事をするときは、届出は要らない。

    • イ、ロ
    • イ、ハ
    • ロ、ハ正解
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    正しいのはロ、ハです。第二種製造者は、施設の変更の工事、高圧ガスの種類や製造の方法の変更をしようとするとき、あらかじめ知事に届け出ます(法第14条第4項)。独立した製造設備の撤去は軽微な変更の工事で届出は要りません(冷凍保安規則第19条第1号)。イは誤りで、届出は工事の前です。第一種製造者の軽微な変更の届出と混同させる記述です。

  10. 次のイ、ロ、ハの記述のうち、軽微な変更の工事について正しいものはどれか。 イ 第一種製造者が行う独立した製造設備の撤去の工事は、軽微な変更の工事に当たる。 ロ アンモニアを冷媒とする冷媒設備の取替えの工事は、冷凍能力の変更を伴わない場合であっても、第一種製造者の軽微な変更の工事に当たらない。 ハ 冷媒設備に係る切断、溶接を伴う製造設備の取替えの工事は、冷凍能力の変更を伴わなければ、軽微な変更の工事に当たる。

    • イ、ロ正解
    • イ、ハ
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    正しいのはイ、ロです。独立した製造設備の撤去は軽微な変更の工事です(冷凍保安規則第17条第1項第1号)。製造設備の取替えが軽微になるのは、可燃性ガスや毒性ガスを冷媒とする冷媒設備でなく、切断・溶接を伴わず、冷凍能力が変わらない場合です(同項第2号)。アンモニアの冷媒設備はここから外れるのでロは正しく、ハは切断・溶接を伴うので誤りです。

  11. 次のイ、ロ、ハの記述のうち、製造の開始・廃止と地位の承継について正しいものはどれか。 イ 第一種製造者は、高圧ガスの製造を廃止したときは届け出なければならないが、製造を開始したときは届け出る必要はない。 ロ 冷凍のため高圧ガスの製造をする第二種製造者は、高圧ガスの製造を廃止したときは、遅滞なく、その旨を都道府県知事に届け出なければならない。 ハ 第一種製造者である法人が合併した場合、合併後存続する法人は第一種製造者の地位を承継し、遅滞なく、その事実を証する書面を添えて都道府県知事に届け出なければならない。

    • イ、ロ
    • イ、ハ
    • ロ、ハ正解
    • イ、ロ、ハ
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    正しいのはロ、ハです。冷凍の第二種製造者は製造を廃止したとき遅滞なく届け出ます(法第21条第3項)。合併後存続する法人は第一種製造者の地位を承継し、遅滞なく届け出ます(法第10条)。イは誤りで、第一種製造者は製造を開始したときも廃止したときも、遅滞なく届け出ます(法第21条第1項)。

  12. 次のイ、ロ、ハの記述のうち、第二種製造者の届出と地位の承継について正しいものはどれか。 イ 第二種製造者は、製造開始の日の10日前までに、都道府県知事に届け出なければならない。 ロ 第二種製造者がその事業の全部を譲り渡したときは、その事業の全部を譲り受けた者は、第二種製造者の地位を承継する。 ハ 第二種製造者の地位を承継した者は、その旨を都道府県知事に届け出る必要はない。

    • 正解
    • イ、ロ
    • イ、ハ
    • ロ、ハ
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    正しいのはロです。事業の全部の譲渡、相続、合併、分割で事業の全部を承継した者は、第二種製造者の地位を承継します(法第10条の2第1項)。ハは誤りで、承継した者は遅滞なく、事実を証する書面を添えて届け出ます(同条第2項)。イも誤りで、第二種製造者の届出は製造開始の日の20日前までです(法第5条第2項)。

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