第三種冷凍機械責任者「高圧ガスの定義と法の適用」の練習問題(10問)
第三種冷凍機械責任者の「高圧ガスの定義と法の適用」(法令)から10問を収録しています。答えの下に解説があるので、間違えた理由をその場で確認できます。
過去の試験問題の転載や言い換えではなく、試験科目と法令・技術の内容から当サイトが独自に作成した問題です。
高圧ガスの定義と法の適用では何が問われる?
高圧ガスの定義は、圧縮ガス1MPa・圧縮アセチレン0.2MPa(15℃)・液化ガス0.2MPa(35℃)の組合せで問われる。冷凍設備は3トン未満、第一種ガスは5トン未満が適用除外。
高圧ガスの定義と法の適用で間違えやすいのはどこ?
アセチレンの基準温度は35℃でなく15℃。圧力はゲージ圧力。アンモニアは第一種ガスではないので、3トン以上5トン未満でも適用除外にならない。
高圧ガスの定義と法の適用をくわしく知るには?
高圧ガスの定義(圧縮ガス1MPa・圧縮アセチレン0.2MPa・液化ガス0.2MPa)、法令の階層と法の目的、冷凍設備の適用除外(3トン未満、第一種ガスは5トン未満)、冷媒ガスの法令上の区分をまとめます。
-
次のイ、ロ、ハの記述のうち、高圧ガスの定義について正しいものはどれか。 イ 常用の温度において圧力が1メガパスカル以上となる圧縮ガス(圧縮アセチレンガスを除く。)であって、現にその圧力が1メガパスカル以上であるものは、高圧ガスである。 ロ 温度35度において圧力が1メガパスカル以上となる圧縮ガス(圧縮アセチレンガスを除く。)は、常用の温度における圧力が1メガパスカル未満であっても、高圧ガスである。 ハ 高圧ガスに当たるかどうかを判断する圧力は、絶対圧力で表した値である。
- ハ
- イ、ロ正解
- イ、ハ
- ロ、ハ
- イ、ロ、ハ
解説を見る
正しいのはイ、ロです。イとロは圧縮ガス(アセチレン以外)の二つの条件で、常用の温度で1MPa以上かつ現に1MPa以上のもの、または35℃で1MPa以上となるものが高圧ガスです(法第2条第1号)。ハは誤りです。法第2条は圧力をゲージ圧力と定めており、大気圧を0とした値で判断します。
-
次のイ、ロ、ハの記述のうち、液化ガスが高圧ガスに当たるかどうかについて正しいものはどれか。 イ 常用の温度において圧力が0.2メガパスカル以上となる液化ガスであって、現にその圧力が0.2メガパスカル以上であるものは、高圧ガスである。 ロ 圧力が0.2メガパスカルとなる場合の温度が35度以下である液化ガスは、高圧ガスである。 ハ 液化ガスは、温度35度において圧力が1メガパスカル以上となるものに限り、高圧ガスとなる。
- ロ
- ハ
- イ、ロ正解
- イ、ハ
- ロ、ハ
解説を見る
正しいのはイ、ロです。液化ガスの基準は0.2MPaで、常用の温度で0.2MPa以上かつ現に0.2MPa以上のもの(イ)と、圧力が0.2MPaになるときの温度が35℃以下のもの(ロ)が高圧ガスです(法第2条第3号)。ハは誤りです。1MPaは圧縮ガスの基準で、液化ガスに当てはめるのは取り違えです。
-
次のイ、ロ、ハの記述のうち、圧縮アセチレンガスについて正しいものはどれか。 イ 常用の温度において圧力が0.2メガパスカル以上となる圧縮アセチレンガスであって、現にその圧力が0.2メガパスカル以上であるものは、高圧ガスである。 ロ 圧縮アセチレンガスは、温度35度において圧力が0.2メガパスカル以上となるものが高圧ガスである。 ハ 温度15度において圧力が0.2メガパスカル以上となる圧縮アセチレンガスは、高圧ガスである。
- ロ
- ハ
- イ、ロ
- イ、ハ正解
- ロ、ハ
解説を見る
正しいのはイ、ハです。圧縮アセチレンガスの基準は0.2MPaで、常用の温度で0.2MPa以上かつ現に0.2MPa以上のもの(イ)と、15℃で0.2MPa以上となるもの(ハ)が高圧ガスです(法第2条第2号)。ロは誤りで、アセチレンの基準温度は35℃ではなく15℃です。圧縮ガスや液化ガスの35℃と混同させる形で出ます。
-
次のイ、ロ、ハの記述のうち、高圧ガス保安法の目的について正しいものはどれか。 イ 高圧ガス保安法は、高圧ガスによる災害を防止するため、高圧ガスの製造、貯蔵、販売、移動その他の取扱及び消費を規制している。 ロ 民間事業者及び高圧ガス保安協会による高圧ガスの保安に関する自主的な活動を促進することは、この法律の目的に含まれていない。 ハ この法律は、高圧ガスの取扱いだけでなく、容器の製造及び取扱についても規制している。
- イ
- ロ
- ハ
- イ、ロ
- イ、ハ正解
解説を見る
正しいのはイ、ハです。法第1条は、災害防止のために高圧ガスの製造・貯蔵・販売・移動その他の取扱と消費、容器の製造と取扱を規制すると定めています(イ、ハ)。ロは誤りです。同じ条文に、民間事業者と高圧ガス保安協会による自主的な保安活動を促進し、公共の安全を確保することが書かれています。
-
次のイ、ロ、ハの記述のうち、冷凍設備内の高圧ガスの適用除外について正しいものはどれか。 イ 1日の冷凍能力が3トン未満の冷凍設備内における高圧ガスは、高圧ガス保安法の適用を受けない。 ロ 1日の冷凍能力が4トンのアンモニアを冷媒ガスとする冷凍設備内における高圧ガスは、高圧ガス保安法の適用を受けない。 ハ 1日の冷凍能力が4トンの二酸化炭素を冷媒ガスとする冷凍設備内における高圧ガスは、高圧ガス保安法の適用を受けない。
- ハ
- イ、ロ
- イ、ハ正解
- ロ、ハ
- イ、ロ、ハ
解説を見る
正しいのはイ、ハです。冷凍能力3トン未満の冷凍設備内の高圧ガスは適用除外です(施行令第2条第5項第3号)。3トン以上5トン未満でも、二酸化炭素などの第一種ガスなら適用除外です(同項第4号)。ロは誤りで、アンモニアは第一種ガスではないため4トンの設備は法の適用を受けます。許可や届出は要りませんが、技術上の基準(法第13条)には従います。
-
次のイ、ロ、ハの記述のうち、第一種ガスについて正しいものはどれか。 イ ヘリウム、窒素、二酸化炭素及び空気は、第一種ガスである。 ロ フルオロカーボンのうち、難燃性を有するものとして経済産業省令で定める燃焼性の基準に適合するものは、第一種ガスである。 ハ アンモニアは、第一種ガスである。
- ハ
- イ、ロ正解
- イ、ハ
- ロ、ハ
- イ、ロ、ハ
解説を見る
正しいのはイ、ロです。第一種ガスは、ヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセノン、ラドン、窒素、二酸化炭素、難燃性の基準に適合するフルオロカーボン、空気です(施行令第2条第5項第4号)。ハは誤りです。アンモニアは可燃性ガスで毒性ガスでもあり、第一種ガスに入りません。そのため、3トン以上5トン未満のアンモニアの設備は適用除外になりません。
-
次のイ、ロ、ハの記述のうち、冷凍保安規則で定める冷媒ガスの区分について正しいものはどれか。 イ アンモニアは、可燃性ガスであり、毒性ガスでもある。 ロ 二酸化炭素は、不活性ガスである。 ハ 特定不活性ガスとは、不活性ガスのうち、フルオロカーボンであって、温度60度、圧力0パスカルにおいて着火したときに火炎伝ぱを発生させるものをいう。
- ハ
- イ、ロ
- イ、ハ
- ロ、ハ
- イ、ロ、ハ正解
解説を見る
正しいのはイ、ロ、ハです。冷凍保安規則第2条は、アンモニアを可燃性ガスと毒性ガスの両方に挙げています(イ)。不活性ガスはヘリウムなどの希ガス、窒素、二酸化炭素、可燃性ガスでないフルオロカーボンです(ロ)。特定不活性ガスは、不活性ガスのうち60℃・0Paで着火すると火炎伝ぱを起こすフルオロカーボンです(ハ)。60℃を別の温度に替えた誤りに注意します。
-
次のイ、ロ、ハの記述のうち、高圧ガス保安法の適用について正しいものはどれか。 イ 鉄道車両のエアコンディショナー内における高圧ガスは、高圧ガス保安法の適用を受けない。 ロ 船舶安全法の適用を受ける船舶内における高圧ガスには、高圧ガス保安法のすべての規定が適用される。 ハ 冷凍設備を使用してする暖房のための高圧ガスの製造は、冷凍のための高圧ガスの製造に含まれない。
- イ正解
- ロ
- ハ
- イ、ロ
- イ、ハ
解説を見る
正しいのはイです。鉄道車両のエアコンディショナー内の高圧ガスは、法第3条第1項第2号で適用除外とされています。ロは誤りで、船舶安全法の適用を受ける船舶内の高圧ガスも同項第3号で適用除外です。ハも誤りです。法第5条と冷凍保安規則第1条は、冷凍に「冷凍設備を使用してする暖房」を含めています。ヒートポンプ式の暖房も冷凍の扱いです。
-
次のイ、ロ、ハの記述のうち、高圧ガスの定義と容器に関する規定の適用について正しいものはどれか。 イ 内容積1デシリットル以下の容器には、容器検査、刻印、表示などの容器に関する規定は適用されない。 ロ 密閉しないで用いられる容器にも、容器検査の規定が適用される。 ハ 温度35度において圧力0パスカルを超える液化シアン化水素は、高圧ガスである。
- ロ
- ハ
- イ、ロ
- イ、ハ正解
- ロ、ハ
解説を見る
正しいのはイ、ハです。法第3条第2項により、内容積1デシリットル以下の容器と、密閉しないで用いられる容器には、容器検査・刻印・表示などの規定(第40条から第56条の2の2まで等)が適用されません(イ)。ロはこれと反対なので誤りです。ハは法第2条第4号のとおりで、液化シアン化水素・液化ブロムメチル・液化酸化エチレンは35℃で0Paを超えれば高圧ガスです。
-
次のイ、ロ、ハの記述のうち、冷凍保安規則の用語について正しいものはどれか。 イ 可燃性ガスには、爆発限界の下限が10パーセント以下のもの又は爆発限界の上限と下限の差が20パーセント以上のものが含まれる。 ロ 冷媒設備とは、冷凍設備のうち、冷媒ガスが通る部分をいう。 ハ 定置式製造設備とは、製造設備であって、地盤面に対して移動することができるものをいう。
- ロ
- ハ
- イ、ロ正解
- イ、ハ
- ロ、ハ
解説を見る
正しいのはイ、ロです。冷凍保安規則第2条は、可燃性ガスを爆発限界の下限10%以下、または上限と下限の差20%以上のガスなどと定めています(イ)。冷媒設備は冷凍設備のうち冷媒ガスが通る部分です(ロ)。ハは誤りで、地盤面に対して移動できるものは移動式製造設備です。定置式製造設備はそれ以外の製造設備を指します。
ほかの分野
第三種冷凍機械責任者の模擬試験で判定する 間違えた問題だけ復習する 第三種冷凍機械責任者では何が出る?
最新の法令と試験の内容は高圧ガス保安協会の公式情報で確認してください。